12.9.PAINT IT SAKURA〜さくら色に塗りつぶせ!〜


12月7日三木市文化会館 初代さくら組ラストコンサート

午後6時30分、開演の時間が過ぎているが
場内にはモーニング娘。1stアルバムの1曲目「GoodMorning」が流れている。
過去の5公演にはなかった演出だ。



Good Morning はばたこうよ

Good Morning Good Sunshine



曲が終わると同時に会場の照明が消され、SEが流れ始める。
ステージが回転し、メンバー8人が登場。
この8人のさくら組としては最後のステージが幕を開けた。

「でっかい宇宙に愛がある」
「晴れ 雨 のち スキY」のカップリングに収められたこのバージョンは
今回のライブのオープニングにはとてもマッチしている。
小さな劇団のショーがスタートするような雰囲気がとても良くでていて。
特に間奏のエレクトーンの音色を聞いてるとそんな気がしてくる。


一回目のなっちのMC
「モーニング娘。さくら組コンサート〜さくら咲く〜、私にとってさくら組としては
最初で最後のツアー。そして今日はですね!・・・・本当に最後のライブとなります。
最高の思い出を作りに、ここ三重にやってきました!!
(なっち間違えたー!客ざわつくー!よっすぃー笑ってるー!でも、なっち気づかなーいw)
今日はおもいっっーーーーーきり楽しんで行きましょう!よろしく安倍なつみでーす!!」



「壊れない愛が欲しいの」が終わり、「モーニングコーヒー」がスタート。
正月のハロコンでセットリストに加わらないとすればこれが最後の「モーコー」となる。
私の隣に居たなっち推しの男は涙を拭きながら「なっちハイ!」を連呼していた。
いつも通り、いつもと変わらない感じでなっちは「モーニングコーヒー」を歌いきった。
歌い終わりでなっちが笑顔で一言。


「ありがとうございます。」



なっち以外の7人もこれが8人最後のステージだという事を見てるこちらが微塵も感じないほど
楽しそうに素晴らしいステージを展開している。
さくら組のステージを見て一番強く感じることはメンバーみんなが本当に楽しそうだってこと。
この笑顔が見れるだけでこの分割コンには大きな意味があったと思える。


(なっちMC)
OK!もっともっと盛り上がって後半戦もいくよ〜〜!!!!
ちびっこのみんな元気ですかー!!

「おーー!!」(野太いヲタ声)

おーっと、ちびっこですかぁ〜?(笑)
OK!そして女の子元気ですかーーー!!

「おーー!!」(野太いヲタ声)

さっきと変わらない気がするんだけど?おかしいですね(笑)
そして男の子元気ですかーーーーー!!!


「おーー!!」(野太いヲタ声)

OK!もっと盛り上がって行くよ!そうだ!We’re ALIVE!!



ウィアラ〜GoGirlと盛り上がりも最高潮に達し、遂に本編ラストの曲

加護ちゃんが曲を紹介
「はい!大盛り上がりでやってきました私達モーニング娘。さくら組コンサート
次が最後の曲です。じっくり聞いてください。
私達モーニング娘。さくら組デビュー曲「晴れ 雨 のち スキY



いつも以上に楽しそうに笑顔で歌っていたメンバーにここで変化が・・・


高橋ちゃんが歌いだしてすぐに涙声になってしまう。
次のパートを歌う加護ちゃんも必死に涙を堪えていたが、その歌声は震えている。

今日の涙は しょっぱすぎるわ 見られたくないわ この涙

サビのこの歌詞で更に感情が込み上げてきてしまったのか、高橋ちゃんの歌声は完全に涙声に。
やぐ、ニイニイ、こんこんも涙を堪え必死に歌っている。


二番が終わり、間奏のギターソロが始まる。
すると、ステージの上からさくらが舞ってきた。
ひらひらと落ちてくるさくらがとても幻想的にステージを舞う。


メンバーもこの演出は聞かされていなかったようで、ステージにさくらが舞うのを見ると
一様に驚いた顔を見せる。
そして、顔をくしゃくしゃにし涙を堪えながら踊り続けた。
美しいギターソロが続く中、ステージの上で8人のさくらが華麗に踊り、そこにさくらが舞っている。
素晴らしい演出。
別に大きな仕掛けがあるわけでなく、たったこれだけの演出だけど、これ以上ない演出。
今この瞬間、世界で一番幻想的で素晴らしい空間は間違いなくこのステージ上。
真の「晴れ 雨 のち スキY」がこの瞬間に完成したと言っても過言ではない。

明日は泣かない もう泣かない 最後にするのよ この涙

このパートを歌う加護ちゃんの歌声は涙声でとてもせつなく胸に響いた。



8人のさくら組ラストステージ、メンバーが涙を見せて別れを悲しんでいるように見えたのは
この時だけ。あとは終始笑顔が溢れるステージだった。
最後まで楽しく終わりたい、8人のその気持ちは十分ステージ上から伝わってきた。
しかし、さくら組としての思い出が詰まっているこの曲だけは涙を堪えることができなかったのだろう。

最後に歌った「I WISH」
そこに涙はなく、みんな素晴らしい笑顔で歌ってくれた。
なっちと加護ちゃんがステージ上で思いっきり抱き合い、なっちと高橋ちゃんも笑顔で抱き合った。
「I WISH」が終わると、会場に「ダディドゥデドダディ」が流れ始める。
ここでもみんな笑顔で観客に手を振り、笑顔でステージを後にした。
最後までみんな笑顔。
だからこそ「晴れ 雨 のち スキY」でみんなが見せたあの涙がとても胸に残り、
この8人のさくら組をとても愛しく思う瞬間でもあった。


モーニング娘。の秋ツアーを終え、最後の正月ハロプロコンを迎えるこの間に、
小さな会場で行なわれた僅か6公演のさくら組ツアーは
なっちにとってかけがえのない思い出になった事だろう。
私もこのツアーを大事な宝物としていつまでも胸にしまっておこうと思う。

ありがとう!さくら組!!





加護ちゃんロックオンレポは明日にでも。